開業前の準備

屋号を決める

看板となる屋号

開業するに際して、屋号は必要です。事業主に代わって顔となる役目をします。特に、せどりをする方でamazonに出店する場合は、屋号が無ければ個人名で出店するのは考えられません。また、業務用の口座の開設にも屋号が必要です。 さらに、業種によっては名刺を作る必要があるかもしれません。その際、個人名よりも屋号が表記されていた方が信用も高まります。

屋号の名称

屋号は、将来法人化する予定があれば法人化のときに支障の無い屋号にしておいた方がいいでしょう。その際、最寄の法務局に行って同業者で同一名称の商号が無いか確認しておいた方が無難です。但し、数年後に法人化する際には再度調べる必要がありますが、ネットビジネスで同一商号は少ないかもしれません。仮に、同一商号があった場合は、CIを考慮して思い切って変更してもいいかもしれません。
スポンサーリンク



開業前の雑事

開業日の決定

開業日は、役所への許認可や備品の準備などを考えて決定します。ネットビジネスの場合は、まず店舗・事務所を賃借することは無いと思いますが、せどりを行う方は開業する場所の最寄の警察署を通じて都道府県の公安委員会に古物商許可申請を行わなければなりません。許可が下りるまでに2カ月程度掛かりますし、その前に本籍地の身分証明書等も必要ですから郵送で取得する場合は1週間ほどを要します。
その辺りを十分に織り込んで開業日を決定して下さい。アフィリエイターの場合は、比較的短期間で開業まで進めることが出来ます。

名刺の作成

ネットビジネスの場合は、名刺を頻繁に使うことはありませんが、それでも多少はビジネス上の付き合いが出てきます。ときには、勉強会に行ったりして懇意になったりすることがあります。その際、名刺が無ければ毎回、住所、電話番号、メールアドレスをメモして渡すことになります。
取引をスムーズに運ぶためにも名刺は必要です。

印章・座版の作成

業種によっては必要ありませんが、せどりで自己発送の場合は必需品となります。amazonに出店していれば、納品書や領収書はamazonのシステムを使って発行することが出来ます。しかし、自社サイトからの申込で有ったり、トラブルが発生して案内文を送る際は押印が必要な場合があります。また、自己発送の場合は、発送者住所はアドレスタック等で代用が出来ますが座版の方が便利な場合があります。
印鑑や座版は、業者によって値段が相当違ってきますので、ネットで安いところを探した方がいいです。
スポンサーリンク



許認可申請

ネットビジネスに関係する許認可は、せどりの場合の「古物商許可証」くらいです。新品を販売する場合には、「古物商許可証」は必要ありませんが、籍・雑誌・新聞・音楽CD・音楽テープ・レコードの6品目の新品せどりでは、値段を高くして販売するために、新品を敢えて「新品同様」として販売する方がいますが、これは中古品でプレミアがついて販売するとの考え方ですから「古物許可証」が必要です。新品の場合は「再販制度」に抵触しますので定価以外の金額で販売することは出来ません。