税務署の初心者向け記帳指導
税務署の記帳指導説明会の内容
税務署では、個人事業主を対象として、確定申告に必要な帳簿の記載や記録の保存に関して白色申告の方向けと青色申告の方向けにそれぞれ説明会もしくは指導を無料で行っています。内容については下記の通りです。
白色申告の方向けの説明会
営業所得、農業所得、不動産所得及び山林所得が生じる事業を行っている方で青色申告を行っていない白色申告の方向けには、「記帳説明会」が行われています。新規に事業を開始したために記帳の仕方が分からない方、自信が無い方が対象になっていますが、平成26年1月から記帳・帳簿等保存制度の対象者が拡大し白色申告を行っている方も対象となりましたので、今まで記帳・帳簿の作成を行わなかった方で知識が不足している方には心強い支援サービスです。
説明会の講師は、税務署員の他、国税局が委託した業者が行う場合があります。
青色申告の方向けの指導
一方、「所得税の青色申告承認申請」を行った方を対象として、国税局が税理士や青色申告会等の事業者に委託して青色申告用の「記帳の仕方」、「決算処理」、「確定申告書」の記載方法まで指導する「記帳指導」という無料の制度が有ります。
「記帳指導」の概要
「記帳指導」の内容は、国税庁のホームページによれば、
- 申込方法 サイトから申込書をダウンロードして郵送または税務署の個人課税部門に連絡
- 指導内容 帳簿のつけ方や決算・確定申告の手続
- 講師 税理士
- 指導回数 4~5回
- 指導方法 初回の基礎講義受講後は自宅での個別指導
となっています。
しかし、実際には以下の方法・内容で行われているようです。
申込方法
申込方法は次の三つの方法があります。
- 最も一般的なのが、開業して「所得税の青色申告承認申請」手続を行った後に送られてくる「無料記帳指導等のご案内」に同封されている「記帳指導の受講希望アンケート(兼申込書)」を返送する方法です。
後日スケジュール表が送付されてきます。 - 次に国税庁のサイトから「記帳指導の受講希望アンケート(兼申込書)」をダウンロードして郵送する方法です。
- そして、税務署の個人課税部門(記帳指導担当)に連絡して申込する方法があります。
指導内容
- 指導内容は、帳簿のつけ方(仕訳の方法、伝票の起票)や決算・確定申告の方法
- 会計ソフトの使い方
講師
国税庁の案内によっては税理士からの指導方法であるかのような記載内容となっていますが、実際は、青色申告会、納税協会等の団体職員による場合があります。
指導回数・方法
2~5時間の講習で5回程度のセミナー方式が一般的と思われますが、講習で記帳練習するときには数名で巡回指導する場合も有ります。
但し、他の人のブログ等によれば税理士の場合は、1回当たり90分程度で4回、外部委託業者の場合は、1回当たり2~4時間で4~6回程度、会計ソフトでの記帳指導の場合は1回当たり2~5時間が4回程度となっていますので、税務署によって指導方法に多少の違いがあるかもしれません。
管理人の場合は、そもそも税理士による個別指導の話は有りませんでした。郵送で「無料記帳指導等のご案内」がきたので、受けなければ悪いのかな?程度の意識で参加しました。開業前に多少の簿記の知識はありましたので、記帳指導で頂いた資料は非常に分かり易く書かれていましたが、実務的には不十分な感じもしました。